6月第2週の読んだ本、アニメとか

書籍 3冊

神学の思考 :4点
神学の技法 :4点
あなたは今、この文章を読んでいる :3点

アニメ 24話

六花の勇者 :4点
SSSS.GRIDMAN :3点

映画 1本

行き止まりの世界に生まれて

語りたいコンテンツ

神学の思考、神学の技法

今週最も消化コストが高かった本。内容が特別難しい訳ではなく、読み進めること自体は簡単だったのだが自分の中に別概念を導入する作業だったので心的なコストが割と重かった。
神学はここ三年くらい触れてもいいかな~と思ってた分野だったのだが、なんだかんだめんどくさくてきちんと触れては来なかった。ところがここ最近人文系書籍を読むことが多く、それに伴って自分がいかに自然主義的な世界観に生きていたかが鮮明になってしまったので、神学を始めとする神秘思想を勉強することの優先度が急上昇したという経緯がある。

自分はここ最近まで外側にある認知領域を認めない世界観で生きてきたので、認知領域を認め世界が拡張された際の思考の鋳型を知りたかった。

この目的に対してこの本はかなり的確に答えてくれて、日本語向けの入門書としてはかなり当たりだった。
特に三一論に対してのカトリック正教会プロテスタントの考え方の違いとそれに伴う世界観の変化などはガチで需要ドストレートだったので運いい~~!って感じで結構楽しく読めた。

プロテスタント神学の基礎の基礎は大体つかめたので、この分野の関連として次に読む本の択としては

  • キリスト教が現実社会にどうコミットしているのかをより鮮明に知りたい

→ふしぎなキリスト教

  • キリスト教神秘主義をインストールした際に個人の実存としてどのような生き方になるのかをより鮮明に知りたい

→文学者と哲学者と聖者 吉満義彦コレクション

→現代人のためのイスラーム入門 

  • もっとガチガチ体系的に神学を知りたい

→教会教義学、キリスト教神学入門

みたいな感じになると思う。気が向いたら読むことにする。

SSSS.GRIDMAN


前半は本当に好きで食い入るように見てたけど後半になって相当萎えた。

この作品の十割は新条アカネがどのように扱われるかにかかっていた。
日常に対する不満や鬱憤に怪獣という虚構世界に没入し、その世界で満足してたし完結してたのが僕の新条アカネ像で、僕の理解では新条アカネは決して悩む存在でもなければ救われる対象でもなかった。
自分が楽しみにしていたのはGRIDMANサイドがどのようにして新条アカネを排斥するかとか、新条アカネがどのようにしてGRIDMANを排斥するか、そのような世界の奪い合いを楽しみにしていた。”目を覚ませ僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ!”という言葉は主人公サイドとアカネサイドの両方から理解できる言葉だったし、製作サイドもこのことを共有していたのかと感じていた。新条アカネというスキゾフレニアの動向をどこか自分と重ねて視聴していたんだと思う。スキゾの為のアニメなのだと本気で思っていた。

ただ、物語が進むにつれ新条アカネは全く持ってスキゾでもなければパラノでもなかった事が判明した。新条アカネはどうやら日常的で現実的な幸福を望んでいて、なんかよくわからないけどグリッドマン光線で心変わりしたのちに現実世界へと帰還していってしまった。
いや、それができたら新条アカネじゃなああああああああああああああい!!

のたうちまわり発狂死した21歳男性の死体がそこにあった。
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